痛みコラム

腰痛

野球のバッティングと腰痛の関係

2023.07.28

2023.07.28

野球のバッティング

バッティングをすると、腰が痛くなってしまう。

こんな悩みを抱えている選手はいませんか?

 

実はこれ、打ち方ではなく、身体の状態に原因があるかもしれません。

このままにしておくと、バッティングの調子を崩すだけでなく、怪我にも繋がる恐れがあります。

 

ぜひこの記事を参考に改善していきましょう。

 

森下一美プロフィール

 

 

バッティングで腰痛になる原因

バッティングで腰痛になる原因はいくつかありますが、腰椎が動きすぎてしまうことが主に考えられるでしょう。

これには”身体の状態”が大きく関係しています。

 

胸椎や股関節はモビリティ関節といって、大きく動かすことに適した関節ですが、腰椎はスタビリティ関節といって、大きく動かすことに適していません。

 

それなのに、胸椎や股関節が疲労で動きづらかったり、元々動きが悪い場合では、本来あまり動かないはずである腰椎の動く範囲が増え、腰痛を引き起こすのです。

 

そのため、腰椎が動きすぎてしまうような”身体の状態”は改善していく必要があると言えます。

またこのような身体の状態だと、腰痛分離症のリスクも高まります。

 

そのなかでも10代は発症のリスクが高いため、若いスポーツ選手は特に注意が必要です。

腰痛が長く続く場合は専門家に相談してみましょう。

 

腰痛分離症について、詳しくはこちらも参考にしてみてください。

 

 

反り腰にも要注意

その他、日常的に反り腰の状態だと、腰痛になりやすいため注意が必要です。

反り腰は腹部が弛み、腰部が緊張している状態で過度なストレスがかかります。

 

この状態でバッティングをすると、さらに腰に負担がかかるため、腰痛が進行してしまいます。

 

実際、腰椎分離症が起こりやすくなる条件として「腰椎伸展(反っている状態)」+「腰椎回旋(腰を回す)」が知られています。

※参考記事:https://www.jstage.jst.go.jp/article/spinalsurg/25/2/25_119/_pdf

 

反り腰気味の人が腰を回すと、腰を痛めやすくなるのは確かですね。

 

 

対処法

まずはストレッチでしっかりと動く身体にすることが大切です。

重点的に取り組みたい部位はこちらです。

 

・胸椎

・股関節

・もも前

・もも裏

 

胸椎と股関節は、捻転が必要なバッティング動作に必要な箇所です。

この二つを上手く動かして、腰椎に過度なストレスがかかることを防ぎましょう。

 

もちろんパフォーマンスアップも期待できます。

もも前ともも裏は、反り腰の予防や改善に効果的です。

 

骨盤が過度に前傾や後傾している身体は、腰へ負担が大きいので避けたいですね。

なお、ストレッチだけではでなく、体幹トレーニングにも取り組んでみましょう。

体幹部を安定させたり、反り腰の予防や改善にも効果が見込めます。

 

特に腹横筋はコルセットとしての役割があるため、ここを意識してみると良いでしょう。

(腹横筋は呼吸補助筋でもあるため、口から息を吐き切ることでも刺激できます)

 

 

まとめ

ここまでバッティングと腰痛の関係について解説してきました。

今回挙げた原因や改善方法の他にも、いろいろ考えられることはあります。

 

接骨院や整骨院など、身体のプロに見てもらうのも良いかもしれません。

もりいち鍼灸接骨院では、独自のメソッドを用いて根本原因を見つけ、一人一人に合ったセルフケアをお伝えしています。

 

この方針により、多くの方が自分の習慣を変えることに成功し、痛みの起きにくい身体を手にいれています。

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