突然ですが、急な激しい腰痛に悩まされたことはありませんか?
いわゆるぎっくり腰は、急に起こる強い腰痛のことを指す通称です。
ぎっくり腰は主に、物を持ち上げたり身体を捻ったり、ふとした瞬間に突然起こることがあるので、予見が難しいと言えるでしょう。
今回はそんな、突然起こるぎっくり腰の対処法について解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ぎっくり腰とは
先述しましたが、ぎっくり腰とは急性腰痛のことで、物を持ち上げたり身体を捻ったりした際に起こりやすいです。
通常の腰痛との主な違いは以下の2点が挙げられます。
・急に起こる
・激しい痛みに襲われる
急に身動きが取れないほどの腰痛が襲ってきたら、ぎっくり腰と判断してよいでしょう。
ぎっくり腰の対処法
もしぎっくり腰になってしまったら、以下を参考にしてみてください。
応急処置と再発防止の2ステップで解説していきます。
1 応急処置
ぎっくり腰になってしまってからすぐに必要なことは安静にすることです。
できる限り腰椎に負担のかからない体勢(横になる)をとるようにしましょう。
あまりにも痛みが強い場合、医療機関を受診することもご検討ください。
念の為、検査をして原因を探ってもらうことと、消炎鎮痛剤を処方してもらうためです。
日本整形外科学会、日本腰痛学会監修の【腰痛診療ガイドライン2019】では、急性腰痛に推奨(エビデンスを元にした有用度が高い)される薬剤として、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を挙げています。
https://minds.jcqhc.or.jp/docs/gl_pdf/G0001110/4/Low_back_pain.pdf より引用
非ステロイド薬の作用は、プロスタグランジン(生体内にある痛みなどを増強させる物質)と呼ばれる物質の産生を防ぐことによって、痛みをとったり炎症を鎮めたりします。
愛知県薬剤師会 Q19.鎮痛に使われる非ステロイド抗炎症薬について教えてください?
https://www.apha.jp/faq/entry-46.html より
実はぎっくり腰のはっきりした原因はわかっておらず、医師に直接診てもらうことも有効な手段と言えるでしょう。(何らかの内科的疾患が隠れていないとも限りません)
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は市販のものもありますので、程度に応じて検討するのもありです。
2 再発防止
ぎっくり腰は激しい痛みを引き起こしますが、急性期は安静にしていれば症状は緩和します。
しかしながら、それでは再発の恐れもあり、効果的な対処法とは言えません。
私が考える再発防止策は、身体のバランスを整えるということです。
ぎっくり腰のはっきりした原因はわからずとも、姿勢の乱れや可動域の制限などで、腰に負担のかかりやすい身体になっていることは良くあります。
例えば、物を持ち上げるときに猫背になっていたり、股関節がしっかりと動いていないと、腰への負担が増えてしまいます。


↑股関節も使って持ち上げるのと、高齢の方のように腰が曲がって股関節も上手く使えないのとでは、腰への負担が大きく異なる
普段から適度な運動と休養、正しい姿勢を心がけてみてくださいね。
まとめ
今回はぎっくり腰の対処法について説明してきました。
腰痛の一因には、普段から腰が曲がっていたり、反りすぎてしまっていたりすることがあります。
人によって異なることも多いので、まずは専門家を訪ねてみるのも良いでしょう。
もりいち鍼灸接骨院では、独自のメソッドを用いて根本原因を見つけ、一人一人に合ったセルフケアをお伝えしています。
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