ズーンと重い肩周り
なんだかだるい首まわり
仕事や勉強の間も気になって、集中できなくなったりしますよね。
病院などで検査をしても明確な異常を見つけられないために『不定愁訴』などと書かれてしまったりもする症状で すが、症状が現れるということは、それを引き起こす原因はあります。
今回は、そんな肩の重さ・だるさに悩む方に読んで欲しい記事になります。
多くのケースでは、日常生活に原因がある
肩が重い、だるいといった症状の原因は『姿勢』や『ストレス』にあると言われています。
例えば、長時間のデスクワークなどで頭の位置が前になると主に背中側の筋肉が緊張して硬くなります。
硬くなったままの筋肉は血流やリンパ液が滞ってしまい、それによって痛みなどに繋がっていくのです。
しかも、肩の重さやだるさは以下のような悪循環を引き起こします。
1.悪い姿勢を続けることで、背中側の筋肉が緊張する
2.筋肉の緊張が続くと、循環不良から細胞などにダメージが生じる
3.ブラジキニンなどの発痛物質や、プロスタグランジンなどの発炎物質が分泌され痛みに
4.痛みにより交感神経が優位になりさらに緊張状態へ
以上のような悪循環を止めるには、この循環を引き起こしている日常生活を改善する必要があります。
そのためにも姿勢やストレスと、身体の不調とのつながりをまずは知るべきなのです。
頭と腕の重さを考えると姿勢の大切さがわかる
普段の生活では、あまり感じないかも知れませんが人間の頭って結構重いんです。
人によってやや異なりますが、だいたい体重の10%くらい。
つまり、体重65kgの人なら、6.5kgもあるんですね。 これは、13ポンドのボーリング球と同じくらいの重さになります。
腕も結構重くて、体重の6.5%くらい。
体重65kgの人なら、片腕で4kgくらいにもなります。
大きいサイズのキャベツで2kgくらいありますから、キャベツ2個をぶら下げているようなイメージですね。
重力に対してまっすぐに支えられれば良いのですが、デスクワークなどで猫背気味になると首や背中側の筋肉 ばかりに負担がかかってしまいます。
ボーリング玉ほどもある重さですから、その負荷は思っている以上に大きいもの。
可能な限り、姿勢をよくして負荷を分散させたいのです。
心理状態が身体に表れる
人間の体は自律神経によって血圧や呼吸、心拍、消化器の働きを調節しています。
自律神経は、活動を活発にする交感神経と、リラックスさせる副交感神経の2つの神経をコントロールしている機能です。
例えば、血圧のコントロールには以下のように関わっています。
・交感神経が優位になれば血管が収縮し、血圧が上昇。
・副交感神経が優位になれば血管は弛緩し、血圧が下降。
生命活動に関わる身体の機能を調整してくれている自律神経ですが、外的要因によっても働きが左右されま す。
例えば、親から叱られている子供を想像してみてください。
顔はうつ向き気味で、肩をすくめているようなイメージではありませんか??
この時、叱られている子供は緊張状態から交感神経が優位になり、身を守るために筋肉を緊張させています。
諸説ありますが、肩をすくめるのは生命維持に重要な場所である「首」を守ろうとする原始的な反応であると言 われています。
※実際、原始の時代に人間の天敵でもあったライオンやヒョウなどの肉食動物は獲物を仕留めるときに顔や首を狙います。
交感神経が優位になりやすい環境にいると、いつの間にか肩周りの筋肉に力が入ってしまう人も多いはずで す。
すると、自分では気づかないうちに姿勢が崩れていたりして、結果として肩こりの症状が出てしまうのですね。
根本治療のお手伝いをします
ここまで、肩が重い・だるくなる原因についてみてきました。
症状を引き起こす原因は、普段の生活習慣にあることが多いです。
とはいえ、人によっても症状の程度はさまざま。
ストレッチや運動をすることも大切なのですが、無理に動かそうとしてしまっても逆効果になってしまうこともあり ますので、一度身体の専門家に相談してみるのも大切。
もりいち鍼灸接骨院では、その症状を引き起こしている原因となる『本当の原因』を突き止める根本治療を目指 しています。
・筋膜リリース
・骨盤調整 ・鍼灸
などの治療のほか、患者様自身が取り組めるセルフケアもお伝えします。 身体のことでお悩みで、少しでも当院に興味を持っていただけたら、ぜひお気軽にお電話ください!