肩こりに悩んでいる方!
セロトニン、足りてますか…?
セロトニンは脳内神経伝達物質で、快楽や恐怖などの感情をコントロールして精神を安定させる働きがあります。
肩こりは、悪い姿勢を続けることによる筋肉の血行不良などが原因と言われています。
つまり、姿勢の改善や、筋肉の緊張緩和等が肩こり改善のポイントになります。
一見すると関連性はよく分かりませんが、無関係ではありません。
今回は肩こりとセロトニンの関係について見ていきます。
肩こりとセロトニンの関係
冒頭でも書いたように、肩こりは以下のような流れで起きます。
1.悪い姿勢になる
2.筋肉が緊張
3.痛みの原因物質が出る
セロトニンがきちんと分泌されていると、この流れ、根本原因の解消に繋がります。
そう言えるのは、セロトニンに以下のような作用があるからです。
・姿勢制御の筋肉に作用するので姿勢が良くなる
・痛みの伝達を抑制し、鎮痛剤のような役割を持つ
すでに肩こりが悪化しているのであれば、まずは鎮痛に。
姿勢が改善していけば、凝りにくい身体に。
逆に、セロトニンが不足することで肩こりになりやすい状態になるわけです。
セロトニン神経は姿勢にも影響します。セロトニンの活性化が起こっている脳は、姿勢が良く保たれ、顔つきもどことなく締まっていることが多いです。それに対してセロトニンの活動が弱っていると、その方の顔はとろんとして背筋も姿勢も弱っているように感じられます。
脳におけるセロトニン神経の特徴 メディカルノート より
セロトニンとは神経伝達物質の一つで、痛みに対しては抑制方向に、気分は興奮方向に働きます。そのためセロトニン量が減少すると痛みは強く感じられ、気分は落ち込みます。
痛みの原因となるストレス・不安・うつ病との関連性と注意点 横山医院 より
セロトニンの増やしかた
セロトニンは、以下の4つにより増えます。
・太陽の光を浴びる
・運動をする
・人とのスキンシップ
・食事
太陽の光を浴びる
太陽の光を浴びると、セロトニンが活性化します。
目の網膜に光が当たれば良いので、曇っていても大丈夫です(明るければそれは太陽の光であるため)
起きたらカーテンを開けて光を入れる、外に出て歩いてみることをオススメします。
日光が網膜を刺激して、直接セロトニンを活性化させます。
“幸せホルモン”セロトニンで心も身体もスッキリ目覚める!より
運動をする
運動、特にリズム運動によりセロトニンが活性化します。
歩く、軽いジョギングなどは取り組みやすく、手軽にセロトニンを分泌できる方法といえます。
ダンスなども良いですが、ハードすぎると続かなくなるかもしれませんので、まずは出来る範囲のことからやってみましょう。
人とのスキンシップ
人とのふれあいは、オキシトシン(別名:幸せホルモン)という神経伝達物質を活性化させます。
オキシトシンはセロトニンとの相互作用があるため、オキシトシンが増えることでセロトニンも増えることになります。
食事
セロトニンを作るには、材料が必要です。
トリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸が、セロトニンの材料。
これは食事から摂取する必要があるため、不適切な食事制限ダイエットなどで不足してしまうことがあります。
大豆製品や乳製品に含まれていますので、日々の食事できちんと食べるようにしましょう。
脳内セロトニンを増やすには、栄養学的にトリプトファンの摂取が重要といわれています。おすすめは大豆や乳製品で、納豆、豆腐、味噌(みそ)、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどのようです。
浜辺の診療所 話題のハッピーホルモンって何? より
まとめ
今回は、肩こりとセロトニンの関係について見てきました。
肩こりの根本原因は姿勢の悪化ですが、なぜ姿勢が悪くなったのか?を考えることも大切。
気分は良い時は胸を張りますが、落ち込むとうつむき気味になってしまうことってありますよね。
気持ちは姿勢に現れるのです。
もりいち鍼灸接骨院では、独自のメソッドを用いて根本原因を見つけ、一人一人に合ったセルフケアをお伝えしています。
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