「普段、運動をすることが多いんだけど、美容鍼を受けても大丈夫?」
「美容鍼をした後は運動しない方が良いのかな?」
このように悩んでいませんか?
美容鍼は近年急速に普及していますが、日本の研究論文はまだ多くなく、一般人からしたら「謎が多い」施術です。
施術後の運動については「運動後は激しい運動は避けるべき」とする記事がほとんどですが、明確なエビデンスを示しているものは見当たりません。
そこで、今回はできる限り信用度の高い情報を探してみました。
参考になれば幸いです。
美容鍼後の運動
東京女子医科大学附属 東洋医学研究所のホームページでは、以下のように記載されています。
治療後の入浴・運動は差し支えありませんが、倦怠感などが現れた場合、休養をとるようにしてください。
https://www.twmu.ac.jp/hospital/IOM/shinkyu/atfirst 東京女子医科大学附属 東洋医学研究所 「治療にあたってのご注意」より
東京女子医科大学附属東洋医学研究所は、東洋医学を学んだ経験豊富な医師と鍼灸師による診察、施術を行なっている大学附属組織です。
そのため、一定の信頼性があると考えられます。
他の鍼灸院サイトでは「運動を控えるように」記載されているのに対し、こちらでは差し支えないとしています。
運動をすること自体は問題はないが、体調と相談しながらを推奨しているようですね。
美容鍼の効果を高めるためには
ここまで読んでくださった方は、こう思うのではないでしょうか?
「いや、体調どうのこうのではなく、美容効果に影響は出ないの?」と。
多くの美容鍼サイトには「運動をすることでせっかく顔に集まった血流が筋肉などに分散してしまう」ともっともらしく書かれています。
確かに、生命維持活動において皮膚の優先順位は高いわけではありません。
そのため、体調不良になると皮膚の血流量が減り、肌荒れなどを引き起こすとも言われます。
しかし、運動時もそうなのでしょうか?
以下のような記載を発見しましたので引用します。
運動によって体温が上昇すると、皮膚の交感神経拡張刺激により血管が拡張し、これまで運動筋への血流配分は体温抑制のために皮膚血流再配分に向けられるので、運動筋の血流は皮膚に奪われることになる。
https://www.lab2.toho-u.ac.jp/med/physi1/cardio/cardio13/cardio13.html 「循環器系」ユニット講義録13 皮膚血流調節 より
これによると、運動をするとむしろ皮膚の血流量が増えるようです。
血流量が増える理由は体温抑制のためであるため、顔の皮膚においても血流量が増えると考えられます。
ということは、多くの美容鍼サイトに書かれている「施術後に運動をすると血流が分散する」という説明には疑問が残ります。
むしろ、運動をした方が良いのではないか?というのが、今回の結論になります。
まとめ
美容鍼の需要は高まり続けている一方、日本ではまだ明確なエビデンスが集まっていないように感じます。
実は海外の方が研究は進んでいて、著名人も施術を受けているそうです。
今後も美容鍼を受ける人は増えることでしょう。
もりいちでは、美容鍼の施術を行なっております。
山陰地方ではまだ珍しい施術ですが、最先端で安全にも配慮しておりますので、ぜひ一度お試しください。