腸腰筋は、腰部から始まり、お腹を通って太ももの付け根に接続する筋肉です。
上半身と下半身をつなぐ重要な役割を果たしていますが、この筋肉が硬くなると腰痛の原因になることがあります。
特にデスクワークなどで長時間座っていると、腸腰筋が短縮し、固まりやすくなります。
今回は、腸腰筋と腰痛の関係と、その対策について解説します。
腸腰筋が腰痛に与える影響
腸腰筋が硬くなると、腰の骨(腰椎)を前方に引っ張る力が働きます。
これが背中の筋肉の緊張を引き起こし、腰痛を生じやすくします。
反り腰の状態になると、さらに腰に負担がかかり症状が重くなることも。
したがって、腸腰筋の柔軟性を保つことは、腰痛予防と改善のためには必須条件です。
腸腰筋のストレッチと腰痛の予防
腸腰筋を効果的にストレッチすることで、その硬さを解消し、腰痛のリスクを減少させることができます。
例えば、ランジは腸腰筋を伸ばすのに効果的なストレッチの一つです。
大腿四頭筋が硬いと腸腰筋に刺激が入りにくくなるため、太もものストレッチを併用する場合もあります。
ランジストレッチをしたあと、鼠蹊部(太ももの付け根)のあたりに伸びた感じがあれば腸腰筋をストレッチできていると判断して良いでしょう。
腸腰筋と腰痛の治療
もし腰痛がすでに発生している場合、腸腰筋を含む全身の筋肉バランスを整えることをお勧めします。
マッサージや鍼などの治療を受けることで緊張状態にある身体を緩め、痛みを緩和した上でストレッチなどを取り入れると、より効果的です。
まとめ
腸腰筋は腰痛の一因となる重要な筋肉であり、その柔軟性を保つことが腰痛予防と治療には非常に効果的です。
日々の生活の中でストレッチを取り入れることも大切ですし、定期的に整体などでメンテナンスを行うことも必要です。
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