悩みコラム

肩こり

更年期と肩こりの関係:原因と対処法

2025.01.03

2025.01.03

更年期を迎える女性にとって、肩こりはよくある悩みの一つです。

この時期、女性ホルモンの変化や生活習慣の影響によって肩こりの症状が強くなることがあります。

本記事では、更年期における肩こりの原因と、日常生活で取り入れられる効果的な対処法を解説します。

森下一美プロフィール柔道整復師、鍼灸師の国家資格保有

 

更年期と肩こりの原因

更年期は、女性ホルモンの一つであるエストロゲンが急激に減少する時期です。このホルモンの変化が身体や心にさまざまな影響を及ぼし、肩こりもその一つとされています。具体的な原因は以下の通りです。

1. 血行不良

エストロゲンには血管を広げ、血流を促進する作用がありますが、分泌量が減ると血流が滞りやすくなり、筋肉の硬直を引き起こします。この血行不良が肩こりの一因となります。

2. 筋力の低下

加齢に伴う筋肉量の減少により、姿勢を支える筋力が衰えると、肩や首の筋肉に過剰な負担がかかりやすくなります。

3. ストレスや自律神経の乱れ

更年期は心身ともにストレスが増える時期でもあります。自律神経のバランスが乱れることで筋肉が緊張し、肩こりの症状が悪化することがあります。

4. 姿勢の影響

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で前かがみの姿勢が続くと、肩や首の筋肉に負荷がかかり、こりや痛みが発生します。

 

 

肩こりの対処法

更年期の肩こりを改善するには、原因にアプローチする生活習慣の見直しやケアが効果的です。

以下の方法を参考にしてください。

1. 肩を温める

温めることで血流が促進され、筋肉の緊張がほぐれます。蒸しタオルや温湿布を肩に当てたり、肩周りをしっかりと温める入浴を習慣化すると良いでしょう。湯船に浸かる際に、肩までしっかり温めることがポイントです。

2. ストレッチを取り入れる

肩や首周りのストレッチは、筋肉を柔らかくし、血流を改善します。以下のような簡単なストレッチを日常生活に取り入れてみてください。

  • 肩を前後に大きく回す
  • 首を左右にゆっくりと倒して伸ばす
  • 肩甲骨を寄せるように背中を動かす

毎日数分行うだけでも、肩周りの血行が改善されます。

3. 適度な運動を行う

ウォーキングやヨガなどの軽い運動は全身の血流を促進し、肩こりの改善に役立ちます。特に肩甲骨周りを意識的に動かすエクササイズが効果的です。

4. 姿勢を改善する

日常的に正しい姿勢を意識することで、肩や首の負担を軽減できます。

デスクワークを行う際には、以下の点を確認しましょう。

  • 椅子の高さを調整し、足裏が床につく状態にする
  • 画面の高さを目線の高さに合わせる
  • 背筋を伸ばし、肩をリラックスさせる

5. こまめに体を動かす

長時間同じ姿勢を続けることは、肩こりを悪化させる要因となります。

1時間ごとに立ち上がり、肩や首を軽く動かすようにしましょう。

 

 

肩こりを予防する生活習慣

肩こりを未然に防ぐためには、日常生活の中で少しずつ工夫を取り入れることが重要です。

  • バランスの良い食事を心がけ、筋肉や血流に必要な栄養素(タンパク質やビタミン、ミネラル)を摂取する。
  • 質の良い睡眠を確保することで、体全体の疲労を回復させる。
  • ストレスを溜め込まないよう、趣味やリラクゼーションの時間を取り入れる。

 

 

まとめ

更年期の肩こりは、ホルモンバランスや生活習慣の影響が大きい症状ですが、適切な対処法を取り入れることで症状の緩和や予防が可能です。肩こりがひどくなる前に、日常生活でできるケアを始めましょう。

もし肩こりが長引いたり、日常生活に支障をきたす場合には、早めに医療機関や専門家に相談することをおすすめします。

 

当院では、肩こりに特化して根本的な改善を目指す施術を提供しています。

マッサージのみではなく、その人に合ったセルフケア、食事管理など、多面的にサポートすることで習慣からカラダを変えていくイメージです。

 

今まで肩こりが中々改善しなかったという方はぜひ一度ご相談ください。

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