腰椎分離症と診断されたけど、早く競技復帰したい
何か良いトレーニングはないの?
このようなお悩みに答えます。
腹横筋が重要
腰椎分離症に限らず、腰痛患者は体幹筋の機能が低下しています。
特に、一番深層にある腹横筋という筋肉は、体幹安定に大きな役割を担います。
この筋肉が弱まると、腰椎が過度に動いてしまい、結果として分離症に至るわけです。
分離症群で挙上脚側の腹直筋, 外腹斜筋,内腹斜筋の賦活化が不十分であり,腰 椎―骨盤の運動制御能力が低下していることを反映していると推察される.
“発育期の腰椎分離症に対する Sahrmann Core Stability Test による評価” 飛田ら 日本臨床スポーツ医学会誌第30巻第1号 2022
腹横筋を選択的に(狙ってということ)収縮させるには、口から息をゆっくりと吐き切るのが重要。
仰向けになって息を吐き、浮いた肋骨が締まる+腰と床との隙間を埋めることを意識できれば、良いトレーニングになります。※「ドローイン」で調べてみてください。
それ以外にもある
腰椎分離症になる主な原因は、腰椎が過度に動いてしまうということ。
腹横筋を鍛えることで動きすぎ改善に繋がりますが、実はそれだけでは不十分です。
股関節が硬い、胸椎が硬い なども腰椎の動きすぎを引き起こします。
・股関節が動かない→腰椎が動きすぎる(腰椎より下の動きを担っているのが股関節のため)
・胸椎が硬い→腰椎が動きすぎる(腰椎より上の動きを担っているのが胸椎のため)
つまり、股関節や胸椎の動きを改善するトレーニングも取り入れていく必要があるということです。
まとめ
腰椎分離症は、いわゆる骨折です。
骨折というと、骨がくっついてしまえばOKみたいな認識があるかもしれませんが、それだけでは根本改善にはなりません。
なぜ、そうなってしまったのか?
その根本原因を知ることが重要です。
もりいち鍼灸接骨院では、独自のメソッドを用いて根本原因を見つけ、一人一人に合ったセルフケアをお伝えしています。
この方針により、多くの方が自分の習慣を変えることに成功し、痛みの起きにくい身体を手にいれています。
以下のページではこれまでの事例も掲載させていただいておりますので、ぜひご覧ください。