痛みコラム

肩こり

肩こりには温めるケアが効果的!その理由とおすすめの方法

2024.11.15

2024.11.15

肩こりに悩む方にとって、「温めること」は非常に効果的な対策の一つです。

寒さや疲労、長時間のデスクワークなどによる血行不良が原因で起こる肩こりには、温めることで筋肉が緩み、痛みや不快感を和らげる効果が期待できます。

本記事では、肩こりを温めて改善する方法と効果について詳しく解説します。

 

森下一美プロフィール

 

1. 肩こりを温めることで得られる効果

血行促進と筋肉の緊張緩和

肩を温めると、周辺の血管が広がり、血流が良くなります。

肩こりの多くは血行不良によって筋肉が硬くなり、痛みを引き起こすため、温めることで筋肉の緊張がほぐれ、柔らかくなります。

これにより、肩の重さや痛みが和らぎやすくなるのです。

 

痛みの緩和

肩こりによる痛みは、冷えているとさらに強まる傾向があります。

温めることで体温が上がり、痛みの感覚が緩和され、リラックス効果も得られます。

肩こりに対する温熱療法(温めるケア)は、温めることによる安心感も伴い、心理的にもリフレッシュできます。

 

自律神経の安定

肩こりがひどくなると、ストレスや緊張も溜まりやすくなり、自律神経が乱れがちです。

温めることで副交感神経が活性化し、リラックスできる状態になるため、肩こりだけでなく心身全体に落ち着きが生まれます。

これにより、肩こりが引き起こすストレス軽減にもつながります。

 

 

2. 肩を温めるおすすめの方法

蒸しタオル

蒸しタオルは、簡単に肩こり部分を温められるアイテムの一つです。

タオルを濡らして電子レンジで温めるだけで準備できます。

肩に直接当てると、蒸気と熱が心地よく筋肉に浸透し、肩の奥までしっかり温まります。

心地よさを感じながら、10~15分程度行うのが目安です。

 

ホットパックやカイロ

使い捨てのホットパックや貼るカイロも、肩こりの温めケアに便利です。

使いやすく長時間温かさが持続するため、デスクワーク中にも使いやすいアイテムです。

ただし、肌に直接貼らないようにし、低温やけどに注意しましょう。

 

入浴

肩を温める最も効果的な方法の一つが、入浴です。

38~40度のお湯に10分以上浸かることで、全身の血行が促進され、肩周辺の筋肉がほぐれます。

入浴後に肩回りをストレッチすると、さらに効果が高まります。

また、アロマオイルやバスソルトを入れると、リラックス効果も得られて一石二鳥です。

 

温熱ベッド

当院でも使用している温熱ベッドも有効です。

寝ている間に身体を温め、施術効果を大幅に向上させてくれます。

もちろん、ただ寝るだけでも十分に効果的です。

 

 

3. 肩こりの温めケアを行う際の注意点

長時間の温めすぎに注意

温めることは肩こりに効果的ですが、長時間温め続けるのは逆効果になる場合があります。

温めすぎると、かえって疲労感や重さを感じることもあるため、適度な時間(10~15分程度)を目安にすることが大切です。

 

低温やけどに気をつける

ホットパックやカイロを使う場合は、肌に直接貼らないようにし、低温やけどに注意しましょう。

温熱シートなどを使用する際も、温かさが感じられなくなったら取り外すようにしてください。

 

 

4. 温めだけでなく「ほぐし」との組み合わせが効果的

肩こりは、温めるだけでなく、筋肉をほぐすことも重要です。

温めて血行が良くなったところで、軽く肩を回したり、ストレッチを取り入れることで、筋肉がさらに柔らかくなり、肩こりの改善効果が高まります。

 

たとえば、肩を上下にすぼめる「肩すくめ運動」や、腕を左右に大きく振る動きもおすすめです。

注意点としては、根本的な改善のためには継続的なケアやエクササイズ、栄養面での改善を行う必要があります。

長期的な視点でも見ることが大切ですね。

 

まとめ

肩こりには温めるケアが非常に効果的で、血行促進やリラックス効果が期待できます。

蒸しタオルや入浴、温熱シートなどを上手に活用しながら、適度な温めを取り入れて肩こりを改善してみましょう。

定期的に温めてケアすることで、肩の痛みや違和感も和らぎ、日常生活がより快適になります。

 

当院では、温熱整体を取り入れています。

たまにイベントとして開催しておりますので、興味がある方はぜひお試しください。

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