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日光浴と日陰の効果、ビタミンD生成の真実

2024.08.09

2024.08.09

皆さん、日光浴をすることでビタミンDが生成され、健康に良い影響を与えると聞いたことがあるでしょう。

 

しかし、日光浴を避けて日陰にいる場合でも、その効果を得ることはできるのでしょうか?

この記事では、日光浴と日陰の効果について詳しく解説します。

 

森下一美プロフィール

 

日光浴の重要性

日光浴は、ビタミンDの生成に不可欠です。

ビタミンDは、骨の健康を保つために必要なカルシウムの吸収を助け、免疫機能を強化し、心血管系の健康にも寄与します。

しかし、日本人の多くは、日焼けや皮膚がんのリスクを懸念して、日光浴を避ける傾向にあります。

 

 

日陰でもビタミンDは生成されるのか?

ビタミンDは、紫外線B(UVB)により皮膚で生成されます。

日陰にいる場合、直接の日光が皮膚に当たらないため、UVBの量が減少します。

そのため、日陰ではビタミンDの生成は期待できません。

 

しかし、木の下や屋根の下などの部分的な日陰では、散乱光によってある程度の紫外線が届くことがあります。

この場合、少量ながらもビタミンDが生成される可能性があります。

 

日陰での日光浴の利点

皮膚の保護

日陰での日光浴は、直接の日差しを避けるため、皮膚のダメージを軽減することができます。

特に敏感肌の人や、皮膚がんのリスクが高い人にとっては、日陰での日光浴は安全な選択肢です。

 

体温調整

日陰は、直射日光を避けることで、体温を適度に保つのに役立ちます。

暑い季節には、日陰での休憩が熱中症の予防に効果的です。

 

ビタミンD不足を防ぐための工夫

日陰で過ごすことが多い場合でも、ビタミンDを効果的に摂取する方法があります。

ちなみに、食品から摂取できるビタミンDは主にD2とD3です。

 

D2はどちらかといえばキノコ類などに含まれていますが、D3はシャケなどの青魚系、卵などに含まれています。

資料によってはD3の方が効果的だとするものもありますが、哺乳動物ではほぼ同等の効力がるとする資料も多いため、今回はどちらもビタミンDとして紹介しています。

 

ヒトを含む哺乳動物では、ビタミンD2とビタミンD3はほぼ同等の生理的な効力をもっています。ビタミンDは肝臓と腎臓を経て活性型ビタミンDに変わり、主に体内の機能性たんぱく質の働きを活性化させることで、さまざまな作用を及ぼします。https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-d.html

 

 

食事からの摂取

ビタミンDが豊富な食品を積極的に摂りましょう。

魚類(サーモン、サバ、イワシなど)、卵黄、きのこ類が特におすすめです。

 

サプリメント

ビタミンDのサプリメントを利用することで、日光浴が不足している場合でも、必要なビタミンDを補うことができます。

 

適度な日光浴 

日焼け止めを使用しつつ、短時間の直射日光を浴びることも有効です。

朝や夕方の紫外線が比較的弱い時間帯を選びましょう。

 

 

まとめ

日光浴はビタミンDの生成に不可欠ですが、日陰での効果は限定的です。

日陰で過ごす場合でも、ビタミンDを十分に摂取するための工夫をしましょう。 

 

健康な体を維持するためには、バランスの取れたアプローチが重要です。

日光浴を楽しむと同時に、適切な保護策を講じることを忘れずに。

 

→もりいち鍼灸接骨院