日常生活の中で、多くの人が腰痛に悩まされています。
特にデスクワークやスマートフォンの使用が増える現代社会では、腰痛の発生が増加しています。
しかし、腰痛の原因が姿勢の悪さや運動不足だけでなく、「水不足」のこともあるいうことはあまり知られていません。
今回は、水不足が腰痛にどのように影響するのか、特に腎臓の健康に焦点を当てて詳しく解説します。
水不足が引き起こす腰痛のメカニズム
人体の約60%は水で構成されており、水は体内の様々な機能をサポートしています。
水分が不足すると、体内でどのような影響が出るのでしょうか。
関節の潤滑不足
関節には関節液という潤滑剤が存在し、この液は主に水で構成されています。
水分不足になると、関節液の量が減少し、関節の動きが滑らかでなくなります。
特に腰部の関節は日常的に多くの動きを伴うため、水分不足が直ちに腰痛として現れることがあります。
椎間板の変性
脊椎の椎間板は、骨と骨の間でクッションの役割を果たしています。
この椎間板も水分を多く含んでおり、水分が不足すると乾燥し、クッション機能が低下します。
これが椎間板の変性を引き起こし、腰痛の原因となります。
腎臓の影響
腎臓は背中側の骨盤よりやや高い位置に、背骨をはさんで左右に1つずつあります。
体内の老廃物を排出し、水分と電解質のバランスを維持する重要な役割を担っています。
水分不足が続くと、腎臓にも悪い反応が出て腰痛として感じられることがあります。
Because of its anatomy, kidney problems can sometimes (but not always) cause back pain. This pain does not result from a problem with your spine or surrounding areas.
https://www.verywellhealth.com/kidney-pain-vs-back-pain-7093864
水分補給の重要性
腰痛予防と腎臓の健康を守るためには、日常的に適切な水分補給が必要です。
以下に、水分補給のポイントを紹介します。
定期的な水分摂取
一度に大量の水を飲むのではなく、こまめに少量ずつ飲むことが重要です。
目安としては、一日約1.5~2リットルの水を摂取することを心がけましょう。
カフェインやアルコールを摂りすぎない
カフェインやアルコールは利尿作用があり、体内の水分を排出しやすくします。
これらの飲み物は適度に摂取し、水分補給のためには純粋な水を選びましょう。
水ばかりも注意
水ばかり飲むのも注意が必要です。
なぜなら、飲みすぎることで必要な成分の割合が薄まってしまうこともあるからです。
水を飲みすぎると体内のナトリウムをはじめとした各成分が希釈され、命の危険をもたらすほど血中濃度が低くなり、体内の電解質均衡が崩れます。電解質異常は深刻な症状に繋がることもあります。
https://inbody.co.jp/water-intoxication
まとめ
水不足が腰痛に与える影響は見逃せません。
適切な水分補給と健康的な生活習慣を取り入れることで、腎臓の健康を守り、腰痛を予防することができます。
日常生活に少しの工夫を取り入れて、健康で快適な生活を送りましょう。
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