背中が丸くなる、いわゆる「猫背」は、多くの人が抱える姿勢の悩みの一つです。
特に高齢者の場合、円背(えんぱい)と呼ばれる背中の曲がりが進行し、健康や生活の質にも大きな影響を及ぼすことがあります。
本記事では、円背の原因やリスク、安全かつ効果的な改善方法について詳しく解説します。

円背とは?
円背とは、背骨の胸椎部分が過度に後方へ湾曲し、背中が丸まった状態を指します。
加齢とともに進行しやすく、特に高齢者では骨密度の低下や筋力の衰えが主な原因となります。
この状態が進行すると、姿勢の悪化だけでなく、呼吸機能の低下や消化不良、転倒リスクの増加といった健康被害が発生する可能性があります。
背中が丸くなる主な原因
- 加齢による筋力低下:背骨を支える脊柱起立筋や腹筋の衰えが、姿勢の維持を困難にし、背中の丸まりを引き起こします。
- 骨粗しょう症と圧迫骨折:骨密度の低下により脊椎の圧迫骨折が起こり、背骨が変形することがあります。
- 不良姿勢の習慣化:長時間の前かがみ姿勢やスマホ・PCの使用が猫背を引き起こします。
- 運動不足:姿勢を支える筋力が低下し、自然と円背が進行します。
円背のリスク
- 呼吸機能の低下:胸郭が圧迫され、肺の膨らみが制限されることで呼吸が浅くなります。
- 消化器官への影響:内臓が圧迫され、胃腸の動きが悪くなり、食欲不振や便秘を引き起こすことも。
- 転倒リスクの増加:前傾姿勢が固定化されることで、歩行時のバランスを崩しやすくなります。
背中の丸まりを改善する方法
1. 適度な運動とストレッチ
無理にすぐ背中を伸ばそうとすると、筋肉や骨に負担がかかるため、徐々に改善していくことが重要です。
おすすめの運動:
- 肩甲骨を寄せるエクササイズ
- 腰回りのストレッチ
- 太ももやお尻の筋力を鍛えるスクワット
2. 栄養バランスの改善
- 骨や筋肉を健康に保つために、必要な栄養素をバランスよく摂取しましょう。
- 骨粗しょう症のリスクがある方は、栄養管理を意識することが大切です。
「十分なタンパク質摂取」が、筋肉量を保つ上でも、また骨粗鬆症予防の点では「骨の原料」として大事。それが証拠に高齢者の必要なタンパク質摂取量は成人男性の必要量と変わらない。「活動量がおおい若者と同じ?」と、意外かもしれないけど、高齢者は代謝や吸収力が落ちるから、十分摂取しないと有効利用できない。
ちほ内科クリニック 高齢者へのタンパク質摂取とビタミンD より https://chiho-naika.jp/blog/%E9%AB%98%E9%BD%A2%E8%80%85%E3%81%B8%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA%E6%91%82%E5%8F%96%E3%81%A8%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3d?utm_source=chatgpt.com==
3. 正しい姿勢の習慣化
- 椅子に深く座り、骨盤を立てる意識を持ちましょう。
- スマートフォンを使用する際は、画面を目の高さに近づけ、首を前に出しすぎないように注意。
もりいち鍼灸接骨院で根本改善を目指す
背中が丸い状態を根本から改善するためには、マッサージだけでは不十分です。
適切な運動療法と姿勢改善の指導を受けながら、筋力をつけることが重要です。
もりいち鍼灸接骨院では、
- 個々の状態に合わせた施術
- セルフケア指導
- 生活習慣のアドバイス を提供し、無理なく円背の改善をサポートします。
「最近、背中が丸くなってきた」
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そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ もりいち鍼灸接骨院 の公式HPをご覧ください。
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