痛みコラム

肩こり

背中が丸いのはなぜ?

2023.02.10

2023.03.03

肩こりは悪い姿勢が根本

以前より背中が丸まって、姿勢が悪くなったなと感じることはありませんか。

背中が丸くなったままだと、肩こりや腰痛などが起こる可能性があります。

この記事を読んで、美しい姿勢と健康な身体を目指しましょう。

背中が丸くなる原因

背中が丸くなる原因は様々ですが、そのひとつとしてストレートネックであることが考えられます。

ストレートネックについての説明は、こちらをご覧ください。

https://moriiti.com/2840

ストレートネックになると、頭の重さで肩や背中が丸くなりやすくなり、いわゆる猫背気味に。

このような姿勢は、肩こりを引き起こしますので注意しましょう。

そのほかに、下肢の柔軟性不足も背中が丸くなる原因になり得ます。

特にハムストリングスの柔軟性が失われると、骨盤が後傾位になりやすく、バランスをとるために無意識に背中を丸くします。

※ハムストリングスの硬さは股関節の可動域も狭くする

このようなコンディションが悪い身体での運動は、背中の代償動作が出やすく、腰痛や膝痛なども引き起こします。

ですので身体を動かす際も怪我のリスクが大きくなるわけですね。

円背になるとリスクが増大する

背中が丸くなる、いわゆる猫背がさらに進行した症状を円背と言います。

円背とは、脊柱が前に倒れた状態のことを指し、背中が丸まり顎が上がった状態。

円背はただの猫背とは違い、圧迫骨折や誤嚥のリスク増大にも繋がるため、とても注意が必要です。

「円背姿勢が強く なるにつれ,咳嗽の第 2 相における深吸気が不十分となり, CPF が低下したと考えられる.」

「模擬的円背姿勢が呼吸機能および随意的咳嗽力に与える影響」武田広道、山科吉弘、田平一行  参照 

(咳嗽力の指標である咳嗽時最大呼気流量(CPF)は誤嚥性肺 炎の有無を予測する有用な指標とされる)

改善方法

改善方法としては、まずは胸郭周りの柔軟性を出すことだと言われています。

胸を張れる状態をつくることで、背中が丸くなってしまうことを防ぐわけです。

これにより肩こりの改善も期待できます。

しかしながら、無理に動かそうとするのは禁物。

もし自らストレッチで筋肉を伸ばすときは、ゆっくり慎重に行うほうが良いでしょう。

無理をしてしまうと、身体を痛めてしまい、逆効果になりかねません。

症状が酷ければ、良くなるのにも時間がかかります。

すぐに治そうとするのではなく、長い目で見てあげることがとても大切です。

まとめ

今回は背中が丸くなってしまう原因や改善策などについて解説してきましたが、原因や改善の方法は人それぞれ。

ここで挙げたもの以外にも方法論だけなら沢山あります。

もりいち鍼灸接骨院では、独自のメソッドを用いて根本原因を見つけ、一人一人に合ったセルフケアをお伝えしています。

この方針により、多くの方が自分の習慣を変えることに成功し、痛みの起きにくい身体を手にいれています。

 

以下のページではこれまでの事例も掲載させていただいておりますので、ぜひご覧ください。

 

https://moriichi-ss.com/index.html