足首を「グキッ」と捻ってしまい痛い。
これって捻挫かな?とお悩みではないでしょうか。
捻挫にも程度があり、必ずしも病院に行く必要があるとは言えません。
しかし、処置を怠ったり間違えてしまったりすると、治りが遅くなるだけではなく、症状が悪化してしまうこともあります。
捻挫をした際に適切な判断ができるよう、この記事をお役立てください。
捻挫とは
足首の捻挫の場合、外くるぶしに腫れや痛みが生じます。
足関節外側の靭帯(前距腓靭帯:ぜんきょひじんたい)の損傷が多く、程度によって1〜3度に分類されています。
・1度:靭帯の一部損傷(軽度の腫れと痛み)
・2度:靭帯の部分断裂(腫れや痛み、運動の制限)
・3度:靭帯の完全断裂(強い腫れや痛み、関節の不安定)
どんな時に起こるのか
足首の捻挫であれば、足関節を内側に捻ってしまう場合がほとんどです。
歩きや走りの際に段差などで捻ってしまうケース、スポーツ中のジャンプ着地などで捻ってしまうケースなどがよくあります。
対処法
捻挫にも程度があると先述しましたが、いずれの場合でも初期治療として必要なのは、RICE処置になります。
RICEとは、以下の4つの基本処置の頭文字をとったものです。
・Rest(安静):局所を固定し安静にする
・Ice(冷却):冷却は湿布ではなく、氷嚢や保冷材を使う
・Compression(圧迫):包帯等で適度に圧迫する
・Elevation(挙上):局所をできるだけ高くする
RICE処置後も強い痛みや腫れ、内出血、関節の不安定さがある場合は、靭帯の断裂の恐れがあります。
この場合は病院へ行き、医師に診てもらいましょう。
復帰までの期間の目安
3度の場合
3度の損傷は、痛くて普通には歩けないため、ギプスと松葉杖で負担がかからないようにします。
痛みや腫れが和らいで来たら、固定具はサポーターに変更。
定期的に靭帯や関節の回復を見ていき、リハビリを開始します。
※復帰まで2か月ほどを要します。
2度の場合
2度の損傷は3度よりも症状は軽いため、比較的早期復帰は可能ですが、基本的な対応の流れは同じです。
※1か月ほどで復帰が可能です。
1度の場合
1度の損傷であれば、数日間のRICE処置で回復がみられることがほとんどです。
正しい処置ができれば、必ずしも病院へ行く必要はありません。
※早ければ数日で復帰が可能です。
靭帯を損傷すると関節が緩んでしまい、再発のリスクも高いです。
特に重度の場合は、リハビリまでしっかりと行い、完治させることが重要と言えます。
まとめ
捻挫は軽いものであれば数日から数週間で痛みが取れ、ケガの中でも比較的早期復帰が可能な部類になります。
ただし、痛みや腫れが治まったからといって、すぐに激しい運動をするのは控えましょう。
足のケガは、身体全体のバランスを崩すことになりかねません。
背骨や骨盤の歪みに繋がり、肩こりや腰痛を引き起こしてしまうこともあります。
足首の硬さや歪み、ゆるみがないことなどを確認しながら、徐々に運動強度を上げていくことが大切です。
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